

客寄せのための商品、つまりフロントエンド商品として「お試し商品」は強い威力を発揮します。あくまでも「お試し商品」ですので、その商品を販売しても利益は残らない計算にはなります。しかし、[お試し商品]をきっかけに、リピーターにつなげる施策を考えることにより、あとから元を取ることは十分可能です。お試し商品購人後に、お客様へのアプローチを計画的に行い、いかにお店のファンになってもらうかを考えます。また、「お試し商品」は、利益の残らない販売方法ではありますが、次につなげるための広告費の一部として考えることもできます。アフィリエイトや検索エンジンのスポンサー広告と連携を行い、より購入数を多くすることが可能です。
日本人はポイントを貯めるのが何かと好きなものです。ポイントカードを十数枚も財布の中に入れている人も少なくありません。ポイント戦略といえば、やはり楽天市場。購人額に応じてブロンズ、ゴールド、プラチナの3種類の会員種別があります。会員種別により、参加できるセールなども分けられています。また、楽天トラベルや楽天ブックスなど楽天グループで購入したものもポイントとしてカウントされるため、ますます楽天市場での購入する確率が高くなってしまいます。さらに、楽天市場もYahooショッピングもクレジットカードを発行しており、決済にそれを使うと、ポイントが上乗せされるようになっています。これもまた、自社のショッピングモール内に顧客を囲い込もうとする戦略です。
「その商品がどのくらい売れているのか」というデータを示すことも、ヒューマンビリティの要素になります。これはAと少し似ていますが、通販であるネットショップはお店で実際に商品が売れていく様子が見えないからです。実店舗なら、飛ぶように売れていく商品を見れば、それが欲しいお客様はあわてて財布を取り出すでしょう。自分と同じものを買っていく人の姿を見れば、「自分が買おうとしている商品は、変なものではない」「自分の買い物は問違っていない」という自信になります。それをネットショップで実現するのが、「商品の売れ筋ランキング」というわけです。目をつけた商品がランキングの上位にあれば、そのお客様は自分の目の確かさをほめられた気になって、喜んで購入してくれるでしょう。